東京の喧騒から離れて、自然を身近に感じられる場所。そんな奥多摩で、「泊まらずに焚き火を体験してみたい」と気軽に自然を感じたい人にぴったりな情報をまとめました。
なおこの記事の内容は2025年10月時点のもので、直火や料金の詳細が変わっている可能性があるので、訪れる際には公式サイトを今一度チェックしてください!
日帰りで楽しむ「奥多摩焚き火」の魅力
「焚き火をしてみたい」と思っても、キャンプ道具を一式そろえたり、宿泊の準備をしたりと考えるとハードルが高く感じる人も多いはず。特にアウトドア初心者にとっては、「キャンプ=泊まり込み」というイメージが強く、なかなか一歩を踏み出せないかもしれません。
そんな人におすすめなのが、日帰りで焚き火を楽しめる奥多摩です。東京都心から電車で約90分というアクセスの良さながら、豊かな自然と清流に恵まれた奥多摩は、宿泊しなくても非日常を体験できるエリア。焚き火専用プランや日帰り利用可能なキャンプ場もあり、気軽に自然と火のある時間を楽しめます。
焚き火を囲む時間は、ただ炎を見つめるだけで心が落ち着き、普段は聞こえない自然の音や仲間との会話を味わえる特別なひととき。奥多摩なら「ちょっと試してみたい」という気持ちに応えてくれる環境が整っています。
焚き火ができる奥多摩の日帰りスポット

奥多摩には、テント泊をしなくてもデイキャンプエリアを利用できる施設が多くあります。日帰り専用プランを選べば、午前から夕方までの数時間を焚き火にあてることが可能です。以下におすすめのスポットを紹介します。
氷川キャンプ場(Hikawa Campground)
奥多摩駅から徒歩5分という好立地で、川沿いに広がるキャンプ場。宿泊だけでなくデイキャンプ利用も可能で、焚き火台のレンタルもそろっています。初心者でもアクセスしやすく、電車で気軽に焚き火体験ができる点が魅力。
氷川キャンプ場は、特に「直火で川原焚き火をしてみたい」「キャンプ道具がまだ揃っていない」という初心者には非常におすすめできる場所です。
- 住所/電話番号:東京都西多摩郡奥多摩町氷川702 TEL 0428-83-2134
- 公式サイト: https://www.okutamas.co.jp/hikawa/
- 営業時間/受付時間:8:30〜16:00(最終受付13:00)
- アクセス:JR奥多摩駅から徒歩約5分
- 料金(デイキャンプ):小学生以上1,500円~(トップシーズン/連休や夏季は高め)
森の焚火 Café TAKIBIBA(白丸 Village)
アウトドア初心者に特におすすめなのがこちら。名前の通り「カフェ感覚」で焚き火を楽しめる施設で、食事やドリンクを片手に焚き火にあたれる贅沢な時間を過ごせます。友達同士でもデートにもおすすめできる場所です。
- 住所 東京都西多摩郡奥多摩町白丸27-18
- 公式サイト:https://www.shiromaru-village-takibi.com/
- 営業時間:9:00〜17:30
- 定休日:不定休
- アクセス:JR白丸駅 から徒歩5分
- 料金例:2時間 2,000円 / 1人 薪 1,000円/1束
奥多摩フィッシングセンター(Okutama Fishing Center)
釣り堀で有名なスポットですが、BBQや焚き火ができるエリアも併設。魚・道具・炭・薪などの販売・レンタルあるため道具がなくても安心です。釣った魚を焚き火で焼いて食べる体験は、他では味わえない奥多摩ならではの楽しみ方です。直火は禁止なため、バーベキューエリアのコンロを使用してください。
- 住所/電話番号:東京都青梅市御岳2-333 TEL 0428-78-8393
- 公式サイト: http://www.okutama-fc.co.jp/
- 営業時間:3月〜11月:7:00~16:00 /12月〜2月:7:30~16:00
- 定休日:12月〜2月の毎週木曜日(年末年始も休業あり)
- アクセス:JR御岳駅から徒歩約15分
- 料金例:一区画 5,000円
川井キャンプ場
奥多摩の清流・多摩川沿いに広がる大規模キャンプ場で、デイキャンプの利用者も多い施設。広い河原で焚き火を楽しめるため、自然のスケール感をしっかり体感できます。ファミリーにも人気で、レンタル用品も豊富です。
- 住所/電話番号:〒198-0103 東京都西多摩郡奥多摩町梅沢187 TEL 0428-85-2206
- 公式サイト:https://www.okutamas.co.jp/kawai/
- 営業時間:8:30~16:00 、8:30~17:00(7月~9月)
- 定休日:年末年始
- アクセス:JR川井駅から徒歩7分
- 料金例:河原利用 1名/1,500円(GW・7・8月は1名/1,800円)
焚き火を安全に楽しむための基本マナーと注意点
直火が許可されているかを確認する
焚き火をする際に最も大切なのは、直火が許されているかどうか。たとえば氷川キャンプ場の川原サイトには「直火可能」なエリアがありますが、場所や時期によって制限がかかることがあります。必ず公式サイトや施設の最新情報をチェックしてから利用しましょう。
予約制・受付時間に注意
日帰り利用は特に、予約や受付時間がポイントになります。施設ごとに最終受付が異なり、氷川キャンプ場では「13:00まで受付、16:00まで利用」といったルールがあります。時間を過ぎると利用できない場合があるため、事前確認を徹底しましょう。
火の後始末をきちんと
焚き火を楽しんだあとは、灰や残り火を完全に消してから帰ることがマナーです。自然保護のためにも不可欠であり、放置すると火災の危険にもつながります。施設によっては消火用の水を持参するよう求められる場合もあるので、案内を確認して準備しましょう。
装備の準備は余裕をもって
焚き火台、軍手、火ばさみ、薪・着火剤、キャンプ用のイスなどは用意しておくと便利です。レンタル可能な施設が多いですが、混雑時には貸出が終了しているケースもあります。初心者こそ、余裕を持った準備を心がけましょう。
自然と周囲への配慮を忘れずに
アウトドアは自然の中で多くの人と共有する体験です。音量を控えめにする、ゴミを残さず持ち帰るなど、自然環境や他の利用者への思いやりを大切にしましょう。小さな配慮が心地よい時間を作り、失敗しないアウトドア体験につながります。
日帰り焚き火の楽しみ方アイデア

コーヒーを淹れて「焚き火カフェ」
炎の横でお湯を沸かし、コーヒーをドリップするだけで非日常感がぐっと増します。普段飲んでいるコーヒーも、川のせせらぎや焚火の音をBGMに味わうと格別です。
焼きマシュマロやソーセージ
手軽に楽しめるアウトドア定番メニュー。下ごしらえが不要で焼くだけで食べられるので準備も片付けも楽です。特に子ども連れや初心者にはおすすめで、火を囲みながらのおやつタイムは盛り上がること間違いなし。
会話と沈黙を楽しむ
焚き火の最大の魅力は「ただ火を見つめる時間」。仲間と語り合うのも、言葉を交わさず炎を眺めるのも自由です。薪がはぜる音や炎の揺らぎに包まれると、日常では味わえない深い安らぎと心の落ち着きが得られます。
奥多摩で気軽に焚火体験

奥多摩は「泊まらなくても焚き火ができる」貴重な場所。日帰り利用が可能なキャンプ場や施設がそろっており、道具がなくてもレンタルで体験できます。
都会から90分で行ける手軽さと、焚き火を囲む特別な時間は、アウトドア初心者にこそ味わってほしい自然体験。火の温もりと川のせせらぎに包まれながら過ごすひとときは、きっと心をリセットしてくれるはずです。

